90%は知らない『歌』の意味。
激動の時代でもあった飛鳥時代から奈良時代にかけて
『コミュニケーションツール』として歌は重要でした。
今では、毎年1月になると皇居で『歌会始』と言う
行事で天皇・皇族・国民の『和歌』を披露されています。
世界最古の国の日本では今もこの様に『歌』は
国民とコミュニケーションを取るキッカケに
なっていますが、実は鎌倉時代から明治の始めまでは、
『御楽始』(おんがくはじめ)も開催されていて、
天皇が『琴』『琵琶』『笛』といった和楽器を演奏を
していました。
これらの和楽器を天皇が聴くのならわかりますが、
なぜ、演奏を自らしていたのでしょうか?
管弦楽器が持つ『四徳』
管弦には『四徳』という要素があり、
『心に思ひ、手に携わり、口に唄へ、耳に聴く』といい、
人として『徳』を有している証とされていたそうです。
また、音楽は国と民を治めるためには必要と
認識されていたのです。
『歌』も『音楽』も言葉を超えた、言語であり、
最強のコミュニケーションツールであることは、
間違いないですね。
和楽器 × アニメソング
そんななか、先日、東京御徒町にある、
『和の音交流館』で和楽器で『アニメソング』を
琴、三味線、和太鼓、笛などで演奏していたのを聴き、
なんとも柔らかく暖かい印象でした。和楽器で
アニメソングを演奏したあと、最後は参加者全員で、
誰でも簡単に弾ける三味線『シャミコ』を使って
10分ほど練習したあと、みんなで大合奏し、
初めて会場で会った人達がみんな打ち解けていました。
同じ音を奏でれば、みんなが一瞬で繋がる、、
これも音楽が持つ不思議な力ですよね。
この様に『コミュニケーションツール』の1つとして、
国際交流の機会もますます増え、オリンピックや
インバウンドの流れもあるので、ぜひ、
あなたも歴史的なストーリーがある
日本の和楽器を活用してみてはどうでしょうか。
2020.4 追記;緊急事態宣言発令中の為、
和の音交流館は現在、イベント等は中止しております。
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