あなたは「和楽器」に詳しいですか?
最近、中学校の授業で「和楽器授業」が義務化されました。
でもまだまだ・・・
「洋楽器」はポピュラーですよね。
以前、ある楽器の演奏経験者の調査したところ、
800人中、アコースティックギターは約40%、
エレキギターは約25%の人が経験をしているのに、
三味線になると、グッと落ちてたったの0.8%、
最近人気の和太鼓でさえ、3.3%しかいません。
例えば洋楽器の中ではハードルが高目の
「サックス3.8%」よりも低い結果なんです。
日本人が日本の楽器を演奏した事が無いというのは、
ちょっと残念ですよね、、。
では、なぜ日本人が和楽器をやらないのか?
実際、私が何人かギターの経験者に聞いたところ、
・周りにギターを持っている友人がいた。
・演奏したい曲があった。
・憧れのギタリストがいた。
ほぼ、この3つの理由でした。
つまり「身の回りの環境」の影響が大きいという事になります。
また、経験者が0.8%しかいない三味線なのですが、
「演奏したい」という話になるとグッと上がって、5.8%になります。
なんと!約7倍です!
これはいったいどういう事かのか?
ギターを初めた理由を見る限り、
・周りに三味線を持っている友人がいない。
・演奏したい曲がない。
・憧れの三味線演奏者がいない。
という事ではないでしょうか?
一見、和楽器は衰退している様な印象ですが、
冒頭でも言った様に今、学校の授業にも取り入れられ、
むしろ若い世代には『バンド形式』で和楽器を
採用し始めている事も注目です。
和楽器は「古い」「廃れている」という概念は思い込みで
実は「知らないだけ」「若い世代にとっては新しいジャンル」だと思います。
まずは、近くの人達が「演奏している」「楽しんでいる」といった
「環境」があるのか、ないのか、だと思います。
また、インバウンド政策もあり、海外が日本文化に注目し
ている事実も見逃せません。つまり和楽器の新潮流が
来ていると言っても過言ではないのです。
つまりギターなどで挫折したあなたが、先陣を切って
和楽器でモテモテのヒーローになれる可能性が今このタイミングだと言えます。
とはいえ、指定制度や保管メンテナンスの繊細さなど
和楽器のハードルの高さはご存知の通り。
すぐには変わりそうにはありません。
そこで、第二の和楽器として注目を浴びているのが「シャミコ」という楽器です。
このシャミコはプロの津軽三味線奏者からも認められ、自宅での隙間時間など
「弾きたい時」に運指(うんし)の練習にサッと取り出して弾けるのが魅力だそうです。
また湿気など、保管にも気を使う和楽器ですが、
シャミコはそんなに神経質になる必要はありません。
天然素材を使いながらも、抜群の耐久性があり、三味線特有の「皮」が破けた、
「糸」が切れた、など厄介なメンテナンスはほとんどありません。
これなら、ウクレレ感覚で和楽器を演奏できますよね。
しかも「シャミコ」は楽譜が読めなくても演奏が出来てしまうのが魅力です。
海外からも注目を浴びつつ、和楽器人口が少ない今、
ちょっとしたパーティや、キャンプでのバーベキューでの余興の定番、
ギターやウクレレではなく、三味線がもし登場したらちょっと意外ですよね。
そんなシュチュエーションも面白いかもしれません。
令和時代の潮流に乗った和楽器という選択も
相当クールなんじゃないかと思います。
コメントフォーム